クルマに乗ることが好きで整備したりするのも大好き。趣味から仕事にするために自動車・中古車販売店を始めてみたい!と考えている方はたくさんおいでだと思います。世界的な半導体の供給不足によって新車の供給量が減少していることも一因となり、日本では中古車を買う人は2015年から増加傾向です。
右肩上がりの中古車販売事業界隈、やり方次第で伸びる可能性があります。しかしながら、中古車販売店の開業には商品の仕入れだけでなくさまざまな準備が必要です。今回は中古車販売店の開業に必要な準備について知っておきたい情報をまとめました。参考にしてみてください。
事業計画を立てる
中古車販売店を開業するためにまず事業計画を立ててみます。ご自身がどのようなサービスを提供したいのか、その規模や運営資金の調達はどうするのかを具体的に考えます。幾ら費用が必要で、それを収支として益にするにはどういったサイクルで販売しなくてはならないのか、支出についても把握しておくことはどんなビジネスでも重要事項です。
併せて、事業計画を立てる時点で『フランチャイズ』への加盟も視野に入れて検討できるように情報を集めておきましょう。フランチャイズの良いところは蓄積されたノウハウと宣伝力があることです。
中古車販売事業に必要な手続きを知っておきましょう
中古車販売店を開業する際に必要となる手続きは以下のとおりです。
・古物商許可申請
・自動車リサイクル法引取業登録
・自動車リサイクルシステムへの事業者登録
・オートオークションへの入会
・自賠責保険の代理店登録
・オートローンの代理店登録
・税務届出手続き
一つひとつの手続きは決して難しいものではありませんので、ご自身で手続きすることも可能ですが、時間が取れない方や手続きに自信がない方は、行政書士や税理士に依頼するのも方法のひとつです。
事前準備が大切です
自動車販売業で生き残っていくためのノウハウは、いかに中古車販売の成約率を高めればいいのか?とイコールです。中古車販売は整備と板金塗装などの加工業と密接に関係しています。売上を出すには信頼のおける整備士や工場など、仕入れ価格と経費を抑えるためのコネクションを持っていることは重要です。また、仕入れや陳列場所、人件費、宣伝費など費用が幾らかかるのか、幾らで売れたら利益が出るのかなどのシミュレーションは必須です。
どういった顧客を対象にするのか、どのように利益につなげるかの視点も持つことで、おのずと仕入れる車種や場所、リアル店舗なのかネット販売なのか。フランチャイズを選ぶべきなのかも明らかになってきます。